愛用中のiMac (Late 2006)で使っている外付けHDDに、Mac OS X 10.4 Tiger(以下、Tiger)をインストールしました。
Mac OS X 10.6 Snow Leopard(以下、Snow Leopard)のTime Machineで使っている外付けHDDの空き領域をパーティションで分割しました。外付けHDDに新しく作った領域に、TigerをiMacのインストールディスクを使ってインストールしました。
(このiMacにプリインストールされていたOSは、Tigerです)
Tigerを使いたくなった理由は、プログラミングの勉強がきっかけなんです。
プログラミングの勉強をしているときに、Mac OS Xアプリケーションのサンプルプログラムを参考にすることがあります。
サンプルプログラムは、アップルの開発者向けサイトにあったり、プログラマーさんのWebサイトで公開されていたりします。
Snow Leopardでは、Xcode 3.2を使っています。(Xcode = Mac OS XやiPhoneのアプリケーションを作るための開発環境)
Xcode 3.2では、古いサンプルプログラムのビルドができなかったのです。
TigerとMac OS X 10.5 Leopard(以下、Leopard)からでは、アプリケーションの開発に大きな変更があったようです。(この辺のことを私はまだよく把握していません。ごめんなさい。)
Tigerで使われていたObjective-Cというプログラム言語に、Leopard以降からは「2.0」がついたObjective-C 2.0が使われるようになったということは、私は知っています。
「2.0」からの変更点の一例として、Objective-C 2.0からは、ガベージコレクションというメモリ管理の機能が搭載されたことは理解しています。
「古いサンプルプログラムのソースを見るだけでもプログラミングの勉強にはなるけれど、実際に動かしてみたい」と思いました。
そこで、Tigerを外付けのHDDにインストールし、Tiger上でXcode 2.5を使うことにしました。
久しぶりのTigerです。
Leopardからは、OSのアピアランスが大きく変わってしまいました。
私のポリカーボネート筐体に一番似合うアピアランスは、Tigerのアピアランスだと思います。
アピアランスのデザインを選べるような機能が標準で備わっているといいなと思います。
Windows VistaとWindows 7では、ウインドウの半透明部分の色が選べますもんね。
ビルドしてみたかったサンプルプログラムは、Xcode 2.5が使えたことによってビルドすることができ、実際にサンプルプログラムの動作を確認することができました。
Snow LeopardとTigerの切り替えは、Macの起動時に「optionキー」を押すことによって実現できます。
HDDのアイコンが表示され、キーボードとマウスの両方で起動するOSを選択することができます。
この画面からOSが起動し、ログイン画面が表示されるまでの時間は…(iPod touchのストップウォッチによる計測)
Tigerが 30秒(外付けUSB 2.0)
Snow Leopardが 20秒(内蔵S-ATA) でした。
ちなみにTigerには、iLife ’06や英語・日本語以外の言語環境、プリンタドライバなどの使わないものはインストールしませんでした。
ライセンスに関しては、“iMacに付属していたインストールディスクのOSをiMacで使う”ということなので、問題ありません。 (参考リンク)
懐かしのTigerが使えるようになった。プログラミングも便利にできるようになった。
しかし、欠点も出てしまった。それは…
Tigerでは、Magic Mouseが使えない!
Mighty Mouse(現:Apple Mouse)を復活させるしかありませんでした。
ひとつのiMacに、マウスが2台ある状態です。