Ubuntuを使ったMac Time Machineサーバ構築

投稿者: | 2024年9月9日

Macには外付けストレージや「Time Capsule」(製造終了)を使うと、Macのシステムドライブ全体を1時間毎にバックアップを記録してくれる「Time Machine」という機能が、2007年の「Mac OS X 10.5 Leopard」からついています。

当時はUSB接続のHDDや光学ドライブが主流でしたが、今のMacを含めて、外付けのデバイスを使う機会が減ったように思います。

私も普段使うMacはノートブックになり、自宅では外付けHDDをMacに毎回繋ぐということもなくなりました。

……けれども、これだと前述の「Time Machine バックアップ」が取れない。
macOSのシステムも含めて破損したときに何度も「Time Machine バックアップ」が役立ったことがあります。

時代に逆行するように、アップルは「Time Machine バックアップ」がLAN経由で保存できる「Time Capsule」という製品を生産終了に追いやってしまいました。もう何年も前の話ですが……
(ネットワークに関連する製品は、やっぱりネットワーク機器に強いメーカーのもののほうが人気があって、アップルが作るのをやめたのかな……)

macOSの「Time Machine バックアップ」は、LAN内で「Time Machine バックアップ」機能が対応するプロトコル(通信規約)が対応するデータ保存領域があれば使えることができるため、それを構築することにしました。

自作パソコンにHDDを複数台積んで、「Time Machine バックアップサーバー」とすることにしました。

Linuxディストリビューションを使い「Netatalk」というソフトウェアをインストール、設定し、またUbuntuでもWindowsのファイル共有機能プロトコル「SMB」が使えるようになる「samba」を有効、設定し、実現しました。

ただし肝心の「Netatalk」の設定を、どのように行ったか記録するのを忘れていました。

設定を描き加える前のファイルは「Netatalk」が関係するディレクトリ(フォルダ)に「*_backup」と名前を付けてコピーしてあるので、何を書き加えたかは追えるはずですが……

下記が「Ubuntuを使ったMac Time Machineサーバ」の構成です。
2022年の秋にベースを組み立て、2023年の夏に稼働を開始しました。

  • Mac Time Machineサーバ スクリーンショット
  • Mac Time Machineサーバ CPU取り付け
  • Mac Time Machineサーバ 外観 組み立て途中
  • マザーボード
    • MSI MAG Z590 TORPEDO
  • OS
    • Ubuntu 22.04 LTS
  • CPU
    • Intel Celeron G5905 (10世代Core iシリーズのCeleron)
      • CPUファン
        • DeepCool AK400
  • メモリ
    • DDR4 2666 8GB x2 = 16GB
  • システムストレージ
    • シリコンパワー SSD 256GB 3D NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 SP256GBP34A60M28
  • HDD
    • あんまり覚えてないが、余り物のHDDと、このマシンのために6TBの新しいHDDは取り付けた
      画面で確認したらWesternDigitalのものが複数……
      I-O DATAのNASを買って、すぐにHDDを元々入っていたWesternDigital製1TB 2台からSeagate 6TB 2台に取り換えた覚えがあるので、それを流用した気がする
  • 電源装置
    • 玄人志向 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+
  • ケース
    • Antec Solo 2
  • その他
    • ケースに付属の古い12cmファンを手持ちの新しいものに交換
    • 5インチベイ DVDマルチドライブ
    • 5インチベイ ホットスワップに対応させて使うHDDリムーバブルラック

マザーボードがCore i5のVR・ゲーム用PCで使っているものと同じですが、これはVR・ゲーム用PCを組み立てようと思ったときに買ったものだからです。ARGBピンを1箇所、間違って折ってしまったため、買い増ししたものがVR・ゲーム用マシンに入っています……
このマシンではARGB機能は使わないので、増えてしまったマザーボードを流用しています。
たぶん、うまく半田付けをしたらピンは直せそうなんですが……(後述のケースを使っているので、必要が無い限りやらない)

ケースは昔の自作パソコン界隈で流行った「Antec Solo 2」をヤフー!オークションで、中古を購入し、欠損箇所を直して使っています。「窒息ケース」なんていわれていた、風の通り道とドライブベイ以外は穴がなく、防音シートが貼ってあるケースです。

このケース、憧れましたが登場時には買えませんでした。そしてヤフオクでついに……
そして宅内サーバになりました。

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