Macには外付けストレージや「Time Capsule」(製造終了)を使うと、Macのシステムドライブ全体を1時間毎にバックアップを記録してくれる「Time Machine」という機能が、2007年の「Mac OS X 10.5 Leopard」からついています。
当時はUSB接続のHDDや光学ドライブが主流でしたが、今のMacを含めて、外付けのデバイスを使う機会が減ったように思います。
私も普段使うMacはノートブックになり、自宅では外付けHDDをMacに毎回繋ぐということもなくなりました。
……けれども、これだと前述の「Time Machine バックアップ」が取れない。
macOSのシステムも含めて破損したときに何度も「Time Machine バックアップ」が役立ったことがあります。
時代に逆行するように、アップルは「Time Machine バックアップ」がLAN経由で保存できる「Time Capsule」という製品を生産終了に追いやってしまいました。もう何年も前の話ですが……
(ネットワークに関連する製品は、やっぱりネットワーク機器に強いメーカーのもののほうが人気があって、アップルが作るのをやめたのかな……)
macOSの「Time Machine バックアップ」は、LAN内で「Time Machine バックアップ」機能が対応するプロトコル(通信規約)が対応するデータ保存領域があれば使えることができるため、それを構築することにしました。
自作パソコンにHDDを複数台積んで、「Time Machine バックアップサーバー」とすることにしました。
Linuxディストリビューションを使い「Netatalk」というソフトウェアをインストール、設定し、またUbuntuでもWindowsのファイル共有機能プロトコル「SMB」が使えるようになる「samba」を有効、設定し、実現しました。
ただし肝心の「Netatalk」の設定を、どのように行ったか記録するのを忘れていました。
設定を描き加える前のファイルは「Netatalk」が関係するディレクトリ(フォルダ)に「*_backup」と名前を付けてコピーしてあるので、何を書き加えたかは追えるはずですが……
下記が「Ubuntuを使ったMac Time Machineサーバ」の構成です。
2022年の秋にベースを組み立て、2023年の夏に稼働を開始しました。
- マザーボード
- MSI MAG Z590 TORPEDO
- OS
- Ubuntu 22.04 LTS
- CPU
- Intel Celeron G5905 (10世代Core iシリーズのCeleron)
- CPUファン
- DeepCool AK400
- CPUファン
- Intel Celeron G5905 (10世代Core iシリーズのCeleron)
- メモリ
- DDR4 2666 8GB x2 = 16GB
- システムストレージ
- シリコンパワー SSD 256GB 3D NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 SP256GBP34A60M28
- HDD
- あんまり覚えてないが、余り物のHDDと、このマシンのために6TBの新しいHDDは取り付けた
画面で確認したらWesternDigitalのものが複数……
I-O DATAのNASを買って、すぐにHDDを元々入っていたWesternDigital製1TB 2台からSeagate 6TB 2台に取り換えた覚えがあるので、それを流用した気がする
- あんまり覚えてないが、余り物のHDDと、このマシンのために6TBの新しいHDDは取り付けた
- 電源装置
- 玄人志向 400W ATX電源 KRPW-L5-400W/80+
- ケース
- Antec Solo 2
- その他
- ケースに付属の古い12cmファンを手持ちの新しいものに交換
- 5インチベイ DVDマルチドライブ
- 5インチベイ ホットスワップに対応させて使うHDDリムーバブルラック
マザーボードがCore i5のVR・ゲーム用PCで使っているものと同じですが、これはVR・ゲーム用PCを組み立てようと思ったときに買ったものだからです。ARGBピンを1箇所、間違って折ってしまったため、買い増ししたものがVR・ゲーム用マシンに入っています……
このマシンではARGB機能は使わないので、増えてしまったマザーボードを流用しています。
たぶん、うまく半田付けをしたらピンは直せそうなんですが……(後述のケースを使っているので、必要が無い限りやらない)
ケースは昔の自作パソコン界隈で流行った「Antec Solo 2」をヤフー!オークションで、中古を購入し、欠損箇所を直して使っています。「窒息ケース」なんていわれていた、風の通り道とドライブベイ以外は穴がなく、防音シートが貼ってあるケースです。
このケース、憧れましたが登場時には買えませんでした。そしてヤフオクでついに……
そして宅内サーバになりました。